「地球環境保護や生態の維持に関心がある」、「数十億年の地球の歴史を探りたい」、「地震や台風のメカニズムについて専門的に研究し、そうした研究成果を明るい未来のために役立てたい」、そんな問題意識を持つ人にオススメです。
■地 学
地球と宇宙の成り立ちを総体的に学ぶ。地球の構造から自然のシステムなどあらゆることが研究対象となるため、その学問分野は幅広く、岩石・鉱物学・鉱床学・地質学・気象学・地球科学・古生物学・自然地理学と多岐にわたっている。中でも目覚ましい進歩を見せる地震学・環境破壊・生態系破壊といった環境問題の研究、天然資源の開拓など社会に深く関わりを持つ学問として大きな注目を集めている。大学では講義を通しての倫理面の教育だけではなく、観察や実習・天体観測・気象観測などのフィールドワークといった野外活動を通して様々な角度から研究を行っている。
■自然環境学
自然環境の保全を目的とし、汚染物質の科学構造・環境破壊の進展の仕組み・生物濃縮の状況など生物学・化学分野を基に自然科学的な視点から自然環境を研究する。地球と自然環境・人間を含んだトータルな環境保全に取り組むことを目指す実践的な研究を行う。大学では理学分野の基礎的知識を身につけ、そこから自然と共生する豊かな生活の維持と新たな環境汚染を防ぐための知識を学ぶ。自然環境と人間を含む生命体とのかかわりといった対象となる分野は多岐にわたり、社会と密接な関わりを持つ自然環境をさまざまなアプローチから研究する。
■環境理学
理学の基礎理念を土台に環境問題にアプローチした学問である。理学的な見地から環境問題・環境物質を分析し、環境研究の一分野として注目を集めている。また、研究分野が多様化しており、農学・工学・生物学・建築学・生活化学といった学問と密接な関係を持ち、幅広い知識を必要とする。大学では主に物理学・自然科学・生物学といった理学分野の基礎を総合的に学び、そこから研究へのアプローチや分析方法を習得していく。本来、環境学は様々な学問を複合して研究される学問である。実際において自然科学的な分析の上に解決策として社会的な行動が成立するため、政治経済・倫理・現代社会といった文系科目の知識も必要となってくる。
●環境科学
汚染物質の解析、環境破壊の進展などの諸問題や自然環境を科学的アプローチから検証、研究する。
●物質科学
有機物質、無機物質、生命物質といった物質を分子性の物質を主体に研究し、その機能と機構解明を研究する。
●自然科学
自然の成り立ちやそのあり方を研究する。生物やその生息環境を科学的に研究することにより、自然のあり方を学習する。
●地質学
地層の性質から風化の程度、節理や断層の密度や方向、湧水の有無など地質全体について広く学ぶ。
●地球環境科学
地球規模の環境問題の原因から対策まで化学的見地に立ち、化学物質の発生源・化学反応・生体への影響などを学ぶ。
40 数億年前から地球環境は、緩やかに、または急激に変化してきました。産業革命以降は、人類が開発した科学技術が、そうした地球環境の変化に大きく影響を与えるようになりました。環境が変わるのは自然の摂理ですが、科学技術がもたらした変化は、人類自身にとっても悪影響を与えるものだったのです。こうした人為的な環境破壊を防ぎ、また、地震、台風などの自然災害の脅威から身を守る方法を考えるのも、環境学、地学の役割です。まさに現代だからこそ、こうした学問の研究成果が求められます。